
家具を揃えた。片づけもした。
いい部屋のはずなのに、
帰ってきて、何も感じない。
部屋の風景は思っているよりずっと深く
心の状態をつくっています。
毎朝目に入るもの。仕事の合間にふと視線が逃げる先。
夜、電気を消す前に最後に見るもの。
そう言い切れるのは、理論ではなく
私の人生で起きたことだからです。
高校生の頃、言葉似できない思いを溜め込んで鬱々としていました。
頭がいっぱいで溢れそうになったとき、紙に鉛筆で絵を描くことにしました。
すごくしんどかったのに絵はとても愉快でした。
朝、目が覚めて最初に視界に入るのがその一枚になった。
その日から少しずつ、部屋の空気が変わり、私の状態が変わっていきました。
アートは飾るものではなく、毎日の視界に置いて、心に効かせるもの。
それを自分の身体で知っているから、私は一点物をつくり続けています。